「ベーシックだけど、どこか新しい」という意味を込めて "New basic" にしました。べーシックなものって、ちょっとしたディテールで古さを感じてしまうと思うんです。だからこそ、アップデートしましょう！ という想いがあって。派手な柄を色を入れるということではなく、シルエットやちょっとした遊びを加えることで基本のアイテムなのにどこか今っぽい。そして着ていることで、一緒にいる人も着ている自分も優しい気持ちになる、そんな色合いを意識して全アイテム作りました。
決して私の年代の人が着ても滑稽にならないシンプルなもの。それが私の中では「New basic」だな、と思ったんです。

今の時代だからこそ、「基本スタイル」を大切にしたいと思い、ベーシックだからこそ遊びを楽しめるアイテムを作りました。 どのアイテムを組み合わせてもコーディネートが完成するので、べーシックの中に無限大を感じました。例えば、スエット1 つにしても女性らしくもメンズっぽくもなるし、スポーティにもなる。スタイリング次第でどんな風にもなるのがベーシックだと思うので、日常の様々なシーンにマッチする商品が出来たと思います。
自分がお金を出して買いたいと思うものじゃないと作りたくないと思っているので、一つ一つの商品に拘って、想いをこめて作りました。普段、私はジュエリーを作っているのですが、これ店頭に並んでたらお客さん買うかな？って考えるし、私自身も着るときに、妥協した部分がありながら出来た服と、時間はかかったけど妥協せずに作った服を着るのとでは全然違うと思って。
今回のコラボアイテムの下げ札には、一つ一つ商品への想いを書いています。

工場見学に行かせて頂くようなことが今までになかったので、作り上げる過程を実際に自分の目で見て、知ることができたのはとても貴重な経験でした。デザインしたら、はい終わり。ではなく、こうやって多くの人の手が加わり、力を借りて１つの物が出来あがっているんだなと思うと、一つ一つのアイテムにさらに愛着が湧きとても感慨深かったです。
実際に作ってくださっている工場の方とお話ししたり、見たことで、また次に自分が何か作る時に、買ってくださる方はもちろんですが、作ってくださる方達を想って物作りに励んでいけるのかなと思いました。とにかく感動しました。

まず PUBLIC TOKYOのデザイナーさんや皆さんとお話していく中で、私がこういう事をやりたいと言った事に対して柔軟に受け入れてくださった事がとても嬉しかったです。初めての取り組みの時は、私が作りたいなっていう物に対して、サンプルだったりデザイン画を希望通りの物にするのってとても難しいことだと思うんです。
でも PUBLIC TOKYO さんは全部 120% の仕上がりで作ってきてくださったから、もう何も言う事なくて！めっちゃ嬉しくて！感激でした。本当に有難う御座います。この120％の出来上がり商品を見た時に、久々に自分が、あ、着たい！と思えた服が作れました。店頭にあったら絶対にこれ着たい！と思える、ピタっと合った服が出来たと思います。普通に全部買いに行きたい。(笑)
でもそれが作った私としても1番幸せな事だし、世に出てその想いを受け取ってくださるお客さんにとってもきっと幸せであるだろうと信じています。
本当に良いモノが出来上がったのでこれが店頭に並んでいくことを想像するともうワクワクでしかなくて！早く皆さんにお見せしたいです！